◇エコバッグで商店街に活気◇
2009/10/26
●京都 お得感・妖怪キャラ・・・個性満載(朝日.com)
10月は、国の「リデュース・リユース・リサイクル」(3R)推進月間。身近な3Rの取り組みの一つに、買い物時のエコバッグ(買い物袋)持参がある。京都市内の商店街は、消費者のエコへの意識の高まりを生かし、活性化につなげようと、オリジナルのエコバッグを作ってアピールしている。
京都三条会商店街(中京区)は06年10月、「おこしやすSanjoねこバッグ」を導入した。「招き猫」をモチーフにし、「エコ」にかけたネコの絵が描かれている。販売はせず、買い物時にもらえるスタンプカード2万円分と交換する。3年間で交換した数は2500個以上になる。
エコバッグを持ってイベントに参加した客には特典をつける。同商店街振興組合副理事長の村上寿朗さん(56)は、「商店街のエコバッグを持つと得だというようにしたい」と話す。
古川町商店街(東山区)でも同年、商店街の名前などが入ったエコバッグを製作、常連客らに配布し、「エコバック持参でポイント3倍」などのサービスを実施した。現在、新規配布は行っていないが、使い続けている常連客も多い。同商店街振興組合専務理事の阪本啓之さん(42)は「懸案の空き店舗対策が一段落したら、また力を入れたい」と話す。
エコバッグを観光客向けに広く売り出す商店街もある。
「捨てられた道具が妖怪に化け、徒党を組んで一条通を歩く」という平安時代の百鬼夜行伝説をもとに、「妖怪ストリート」として街おこしを進める大将軍商店街(上京区)。洋服店「Men’s shopエックス」では、古道具が変化した妖怪「付喪(つくも)神」を描いたエコバッグを販売中だ。店長の松本幸秀さん(50)は「全国から妖怪ファンを呼び込みたい。『物を大切に』と訴えるエコバッグは、妖怪ストリートの趣旨にもぴったり」と語る。
御薗橋801(みそのばしはちまるいち)商店街(北区)では、05年に生まれたキャラクター「801(やおい)ちゃん」をあしらった2色のエコバッグを販売している。
通りの長さ「800メートル」に、発展を願って1を足して付けた商店街の名前が、男性同士の恋愛を意味する俗語「やおい」と偶然一致。801ちゃんの独特な容姿と合わせて、インターネット上で注目を集めている。同商店街振興組合理事長の田中美保子さん(60)は「このエコバッグを持って商店街を歩く人はほとんどいないが、若者を中心に、遠方から買いに来る人もいる」という。
